【2010年 4月 の記事】
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「速読」ってそういうことかぁ
先日「ためしてガッテン」で速読方法をやっていたので、
自分的メモとして書いておきます(^.^)

これまで本好きの私としては「速読」には若干抵抗がありました。

「速読」っていうと、ページをペラペラめくって、
ところどころだけ読んでいるっていうイメージがあるからです。
そんなんで、内容が判るのかねぇって思っていました。

ところが、本好きである故に読むペース以上に読みたい本が増えていきます。
積読で数年経つ本も一冊や二冊じゃありません。

というわけで、少しでも早く本が読めるようになればという軽い気持ちで
「ためしてガッテン」を見てみたら、これがもう目からウロコ。

「いや〜、そうだったのかあ」と思わずうなってしまいました。

結論から書いてしまうと、ゆっくり本を読んでいる場合のプロセスは

(1)目で字を見る → (2)音読する(口に出さない場合も含め) → (3)イメージを浮かべる

のに対して、「速読」では(2)をすっ飛ばして

(1)目で字を見る → (2)イメージを浮かべる

っていう方法を取っているということらしいのです。

なるほどぉぉ。
これはちょっと納得です。

私は英語の本を読むときも音読する癖があって、
それは勉強には必要なことだし、良いことだとも思うのだけど、
ものすごく時間がかかってしまうのも事実です。

言葉そのもののニュアンスを味わいたい時なんかには、
この「速読」方法は向いていないと思うのですが、
そうで無い場合は、これはなかなか有効です。

音読しないためには、実はある程度の速さで文字を追う必要があるそうです。

例えばこんな経験はないですか?

今読んだ行なのに、何度も同じ行を読んでしまう。
私はよくあります。

例えば「東京では桜が満開です」という文字を人が見るとき、
じっくり見せられると、人は端からゆっくり文字を認識することに集中します。
その場合、文字は認識できても意味をイメージ化することができなかったりします。

ところが、実は1秒だけ見せられた場合には、
脳は文字を正確に認識するのには間に合わないので、
イメージ化の方を優先させるようです。

ということで、いつもより早い速度で実際に読書してみました。
文字好きとしては、飛ばし読みは嫌なので、全ての文字に目を通しつつ、
読めるギリギリの速さで読んでみたのですが、これがすごい!

1日半位で4冊の本を読むことができました。
『空が落ちる(上)』 シドニィ・シェルダン
『空が落ちる(下)』 シドニィ・シェルダン
『ぼくが探偵だった夏』 内田康夫
『少年名探偵 虹北恭助の冒険』 はやみねかおる

どれも、数百ページある本ですが、あらすじを細かく言えるほどです。
自分の実感としては、今まで読んでいたのと内容の把握度は
変わらないと思います。
むしろ映像化を意識していた分、良く把握できているような気もします。

例えば名作文学など、言葉の響きが大切な本や、
抽象的な内容で、イメージ化しにくいものは
この読み方は向かないと思いますが、
私の好きな推理物や冒険物は、これでちょっとペースアップできそうです。

部分部分しか読まないやり方は、私の好みではないので、
この「いつもより早く全文に目を通す」方法で、
積んである本を少しでも減らそうと思います。
(ペースが上がったからって、それ以上にまた買ってしまったらどうしよう!)

メグ Email 2010/04/12  comment(4) 日々の出来事