いつものように湧き水を汲みに行きました。
いつになく霧が立ち込めていて、
何故か道路を横切るタヌキを何匹も見かけました。
(田舎やな〜(笑))
いつものように山道に入っていって、
あともう少しで水汲み場というところで、
ヘッドライトに照らされた前方に何かが見えました。
四足のすらりと細長い肢体。
大きくて薄い茶色の毛の生えた大小の2頭の動物。
「まさか!」と目を凝らして、じっとみると、
2頭はちょっとこっちを振り向いて、
すぐに横の山の斜面をピョンピョーンと
跳ねるように駆け上がって行きました。
鹿でした。
びっくりーーーー。
鹿を目の前で見るなんて!
大きい。思っていたより、ずっと大きいよ。
どうやら番だったもよう。
度肝を抜かれながらも、水汲み場へたどり着き、
水を汲んでいると、闇を裂く笛のような音が聞こえてきました。
後で調べてみると、ちょうど今繁殖期らしく、オス鹿が発情時に鳴く声だそうです。
「奈良の鹿の生態」のページの「発情期オスジカが縄張りを主張するとき」の鳴き声がそっくりでした。
いや〜、でも真っ暗で霧が立ち込める中、この声。
しかも、場所は清水の湧き出る場所。
本当に神秘的で不思議な出来事でした。
めぐめぐ
2007/10/25
よく遊び