夕方のお散歩。
いつもの公園ってのも、ちょっとマンネリだし。
ってんで、瑠璃香寺に出かけてみました。
そうしたら、いつもは人気の余り無いところなのに大渋滞。
「何ごと〜?」
と、手前に空いていた駐車場に上手く車をすべりこませて、
暗闇の中を五重塔の方に歩いて行くと、急に道の両脇に無数の灯りが。
なんだこりゃ?
お寺の壁に貼ってあったポスターで、謎が解けました。
「山口ゆらめき回廊」っていう観光のキャンペーンの中の
一つの出し物(?)だったみたい。
8〜9月の間に3回ほどあった、そのイベントに偶然出くわしたようです。
もうそこらじゅう人だらけ。
こう人が多いと、ちょっと情緒があるって感じじゃ…。
人気を避けるように五重塔から少し離れて大内氏の墓所の方に行くと、
殆ど誰も居なくなって、ひっそりとした中に
灯りがポツポツと浮かんで、なかなか良い感じ。
…と思ったら、闇の中から妙な音楽が。
音を頼りに大内氏の墓の前まで行ってみると、
石段の上の小型のラジカセから、お琴風味の癒し系〜的な曲が流れていて、
一気に興ざめ。何でこんな勘違いな演出するかなぁ。
友達も
「何とか騙されてあげようとしてたけど、もうダメだ〜」
と、苦笑い。
やっぱりこういうのは静かな場所で、厳かに味わうってのがいいよね。
せっかく火をつかったんなら、炎が見たかったなぁ。
肝心の蝋燭は擦りガラスの筒の中で、炎が揺らめいているのも見えなかったし、
これだったら電池式のライトでも一緒だったっぽい。
これ、今回だけっていうような単発イベントじゃなくて、
それこそ何十年も地味〜に続けていけば、
文化になって意味が出てくるんじゃないかな。