最近、バックアップデータの同期待ちなどの
ちょっとした仕事の合間に本を読むようにしています。
田舎では都会と違って、通勤が車だったり、
私みたいに自宅と職場が目と鼻の先だったりで、
通勤時間に本を読むってことが余りできないんですよね。
一応、銀行やお医者さんでの待ち時間用に、
いつもニ、三冊持ち歩いてはいるんですけど、
私はそもそも待つのが苦手なんでそのような場所や時間帯を避けるため、
意外と待ち時間がありません。
今はAmazonなどという、本好きには大変便利かつキケンなものがあるので、
心がけて「本を読む時間」を作らないとドンドン読みたい本が溜まっていきます(^_^;
今読んでいるのは、
・『告白』(湊かなえ)
・『シャーロック・ホームズの思い出』(子供向け)
↑やっぱり子供向け訳が一番心躍ります!
・『Brothers in Egypt』(進んでませ〜ん、英語本)
・『俳句脳』(茂木健一郎&黛まどか)
昔から常時数冊の本を同時にアレコレ読む癖があるのですが、
湊かなえの『告白』は第29回の小説推理新人賞の受賞作品で、
新聞なんかでチラチラ書評を見かけて気になっていたので、
図書館で予約しようと検索してみたら既に予約が121人…。ムリ。
重くて読みにくいのと、高いのと、収納に困るので文庫以外ではなるべく
買わないようにしているのですが、さすがにこれは買うことにして昨日届いたところです。
ちょっと話はそれますが、あの大きくて重い本、この時代に本当に必要ですかねぇ。
それでなくとも読書離れが進んでいるんだから、
新刊こそ手軽に買える文庫で出せば売れると思うんですけど。
CDなんかにあるようにファンのための初回限定版の厚くて重い版を少し出して、
一般には若干でも安く文庫で出してくれれば、そっち買うのになぁ。
これだけ次々と新しいものが出版されたり、データで買えたりする時代に、
数年後話題も去った後で文庫化することに意味があるんだろうか?
なんて思っちゃいます。
さて、話は『告白』に戻しますが、昨日ちょっと同期待ちに触りを読んでみたら止まらなくなってしまって、先を読みたい気持ちを抑えて何とか頁を閉じましたが、今日には読み終えてしまいそうです。
『告白』は中学校の女性教師が、
4歳の娘の死をきっかけに教師を辞めることにし、
担任のクラスの生徒に向けて、
別れの挨拶をする場面で始まります。
当初は事故死と思われていた少女の死の真相が、
その話の中で徐々に明かされていきます。
話がずっと生徒に語りかける話言葉そのままで進んでゆくのがとても臨場感があって、
ちょっと目新しい感じがします。
ここのところ、ミステリー界にも新しい才能が次々と現れてきているようで、
他にも長岡弘樹の『傍(かたえ)聞き』や、多島斗志之、道尾秀介など、
気になる作家が目白押し。
さあ、この中から数年後の有名作家が生まれるのでしょうか。
なんだか既に有名な人の作品を読むのも安心できていいのだけど、
この先出てきそうな人にもちょっと注目してみようかな、
と思っている今日この頃です。