「外で本を読む時にブックカバーがあるといいと思わん?」
この間友達と話していて、そんな話になりました。
友達は最近ドラマで『探偵ガリレオ』が始まったんで、
元々好きで色々読んでいる東野作品の中で、
まだ読んでいなかったガリレオの原作の一つ、
『予知夢』を買ったらしいんです。
「でもなんかこれ読んでるの見られると、
ミーハーみたいに思われそうでさ」
うんうん、判る判る!
話題作とかもさ、「あ、アレ読んでるんだ」って思われるのが
ちょっと恥ずかしかったりするよね。
(いや、きっと誰も思わんのだろうけど…)
それに私、常時2〜3冊本を持ち歩いているんだけど、
鞄に入れっぱなしなもんだから結構表紙が傷むし、
どうしたもんかなと思ってたんですよね。
表紙を裏返したり本屋さんでカバーを付けてもらう手もあるけど、
ここはやっぱり、大人の読書家として恥ずかしくないものが欲しいね、
ってことで、早速近所で一番大きな文房具店に行ってみました。
本命は本皮のカバー。
柔らかくて、しなやかで、
落ち着いた色合いのものが欲しいんだけど、
やっぱり田舎には置いてないねぇ…。
とりあえず、私はそのお店にあった布のカバーをゲット。
猫ちゃん柄とフリル付き。
これはこれでカワイイ〜〜♪
でもやっぱり欲しいのは皮のカバーだよね〜。
その後友達がネットで色々調べてくれて、
届いたのがこれ!
皮専門のお店が、上質な皮の余った部分で、
文庫専用のカバーを作っているってことで、
本皮にしては価格がお手頃な上に、
元々の素材がいいし、手触りも期待通り。
う〜ん。やっぱりいいものはいいねぇ。
他にも色々な色があるから、
全色買っちゃおうかなぁ。
なんだか嬉しくって、読書が進む〜。
東野圭吾の話が出たついでに、
最近読んだ『容疑者Xの献身』以降の東野の作品、
『赤い指』『夜明けの街で』の感想など。
『赤い指』
サスペンスの中に、事件に関わる主人公や刑事たちの
色々な親子像が織り交ぜられていて、
練られた作品って感じはするのだけど、
なんとなく、二番煎じで物足りない印象。
東野作品のアレ+ソレ−オドロキ、ってところでしょうか。
私的には、結構評価低いかも。
『夜明けの街で』
東野にしては珍しく恋愛(といっても不倫)がメインの小説で、
一応ミステリーも出てくるんだけど、
どっちかというと、主人公が婚外恋愛にワクワクしたり、ハラハラしたり、
いけないと思いながらズルズルのめりこんでいく様子や、
舞い上がったり、逃げ腰だったり。
でもドロドロとは描かれていなくて、ほんと男って、って感じ満載の話(笑)
でも読んでいて結構ドキドキしちゃいました。
奥さんや最後の友達の話なんかが、結構リアルで怖かったかも。
読んでいる間中、サザンの『LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜』が
頭の中で流れてました。
どうやら、この曲をモチーフにして書いた作品のようですね。
(タイトルの「夜明けの街で」も、その曲のでだしですね)
これ、ドラマ化すると面白いかも。
前半の密度に対して、後半がバタバタっと
舌ッ足らずに終わってしまったのが残念。
ま、ミステリーを期待して読むと、がっかりするかな。
私は結構面白く読めました。
さて、次はどの本を持って出かけようかな♪