【2006年 7月 の記事】
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土曜の午後はサイエンス
東海道五十三次…現在12番目の沼津(Total=119.7km)

6月にウォーキングを始めた頃に芝生一杯に咲いていた「もじずり」は姿を消して、7月入って合歓の花が満開になり、今は真っ白な木槿(ムクゲ)が風に揺れてフワフワとお辞儀をしている側を、毎日汗を掻き掻きひたすら歩いています。

おかげで体重、体脂肪、足首の太さ(笑)、みなちょっとずつダウン。
バンザーイ♪

でも今日は傘をさしてもびしょ濡れになりそうなお天気なので、さすがに中止。
残念。

ということで、久々に日記なぞ書いています。


先週の土曜日から、昨年に引き続き近所の某大学理学部のサマースクールに通っています。今年も面白そうな内容が盛り沢山でワクワク。

生徒の年齢層は高くて、多分平均は5〜60代。どー見ても近所のおばあちゃんって方なんかが、超伝導の話をうなずきながら聞いていたりしてビックリします。


第1回目の1コマ目は「細胞はどのように増えていくのか、がん細胞はなぜどんどん増えちゃうのか」ってお話。

細胞を増やす際に、A(アデニン)とG(グアニン)、C(シトシン)とT(チミン)ってのが決まったパートナーになっていて、分裂の際はAにはGが、GにはAが、同様にCにはT、TにはCが補完されてそっくりのコピーが出来上がる、って話を聞いて、

「こりゃー、今1と0で同じようなことやっているコンピュータに応用出来そうじゃーん!世紀の大発見〜!」

と、帰って友達に話したら、

「その理論はずーっと昔からあって、DNAを使ったバイオコンピュータっての」

とあっさり言われちゃいました。

あちゃー、やっぱりね(^^ゞ
私が考えつくようなことは、専門家はトーゼン考えてるって。


面白かったのは、細胞が分裂する際に、分裂できる回数が限定されているって話で(所謂「テロメア」の話ですね)、先生が
「生物の目的が子孫(遺伝子)を残すことと考えると、限りなく細胞分裂をして(一つの個体が)生き長らえる必要はないのかもしれない」
って感じのことを言われたこと。

それ自体は確かにそうかな、って思うんだけど、私が面白いなと思ったのは、例えばサケみたいに、産卵をするとすぐ死んじゃうっていう生き物がいるでしょ。反対に人間みたいに子供を生んでもすぐ死なない生き物もいるってこと。

すぐ死んじゃう生き物は沢山卵を産むタイプなのかな。遺伝子を残す可能性が高いから、すぐ死んじゃっても、かなりのものが残る。

反対に一度に少ない数しか生まない生物っていうのは、生む機会を増やさないといけないわけだから、予備的に時間が取ってある。

あ、あと魚なんかだと、生まれてすぐに一人で生きていける力が備わってるから、親がいなくてもOK。哺乳類系は子供が一人立ち出来るまでの時間が必要、ってことなのかなぁ。

いや、まてよ。亀なんて沢山産むし、育てたりしないけど万年生きるのかぁ(実際は百数年位かな?)
人間だって子供が一人立ちしたあともまだ数十年は細胞分裂して生きていくわけだし、私のように子供がいない者もいるわけだし。

そうなるとさ、やっぱり遺伝子を伝える以外の何か別の目的もあるのかなぁって思えちゃう。それか、もしかすると神様がくれたオマケみたいなものなのかな。

あららら(笑)
調子にのって長くなり過ぎたので、2コマ目の話はまた次の機会にでも。
(あるのか?)
meg Email 2006/07/24  comment(0) よく学び